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2017.9.21 (Thu)

京都祇園 丸山

Category:お店, ディナー, 日本

Mika Yoshidaです。

祇園の中でもことさら情趣深い場所に佇む、数寄屋造りの店構え。
今回 大阪滞在中に必ずお伺いしたかったのが こちらの丸山さんです。

京料理の老舗で研鑽を積むと同時に茶事への造詣も深めた、ご主人の丸山嘉桜さんが昭和63年(1988年)に開いた名店です。

お店に一歩足を踏み入れた瞬間から 空気感が全く違います。
噂に聞いておりました通り 丸山大将の 美意識と緻密な計算が行き届いた風雅な空間がこちらにございます。

お二階のお部屋へ。
ため息の出る 隅々まで行き届き磨き抜かれたお部屋。
私達だけの為に 選ばれ飾られた軸まで 配慮に手抜きがございません。

丸山さん 初めから本当に感動致します✨✨✨

こちらの内襖を ご覧下さい。
あとで大将にお聞きしたのですが、完成するまでに20年かかったそうです。
黒い節の部分も塗りではなく一つ一つが本物しか出せないこの味わいは ちょっと簡単に言葉ではいい表すことの出来ない風合い。
ただただ圧巻でございます。

金木茶を頂き お料理が始まります。¥50000のお料理をお願い致しました。

八寸から。
くるみ豆腐に合鴨
笛のお皿の中に八寸が隠れています。

三日月🌙に見たてた こちらのお皿。一品、一品が 本当に芸術です。お味もやはり…とにかく素晴らしいの一言でございます。

丸山大将が お部屋へいらして頂き ご挨拶に。風格 持たれてるオーラが違います。
京都「菊乃井」の料理長、「村田吉弘」さんを育てたのも こちらの丸山大将。

「高台寺 和久博(ミシュラン2つ星)の名声を高めたのも丸山さんです。
先日お伺いさせて頂いた 末友さんも 丸山さんのお弟子さんでした。
すごい方々が こちらの料亭で学ばれ 独立されお店を出されています。本当にカリスマ的存在の丸山大将なのです。

椀物
ぐじと松茸のお吸い物です。
本当に感動するお椀です。椀が完璧なら これからのお料理も もう間違えないですね。

お料理を頂いてる間に 焼き物が準備されます。
今夜は 今一番の旬の いわなを焼いて頂きます。

京懐石に今や欠かせない お部屋で焼かれる 焼き物ですが これらを最初にされたのも 丸山大将なのです。先見の眼に溢れておられます。

お刺身は まぐろトロ焼き鱧伊勢海老

が焼きあがりました。
今年は久しぶりに夏に大阪へ戻りましたので 今回何度も 鮎を賞味させて頂きましたが…
こんなに美味な鮎は初めてです。
絶品でございます❤

いわなも二種類違う頂き方で。
一つは焼き、

もう一つは いわな酒🍶で。

絶品です❤

焼きものが続きます。

うにお餅。全てにおいて素晴らしいのです。

鮑のしゃぶしゃぶ

お食事に続くお盆です。

実は大将 お料理の間 ずっと側でいらして下さり お話しして下さいました! 人間的にとても素晴らしい方で とにかく五感に優れてらっしゃいます。お料理への熱意、祇園のしきたり、実はVegas の有名ホテルへも監修へ行かれた事もあり 私の知り合いとも繋がったりと 話が尽きる事がなく たくさん学ばせて頂きました。

鱧ごはん
絶 絶品です❣

祇園丸山。
五感に響く、斬新かつ正統派の京料理。圧巻でございました。
今日は 私の人生がまた一つ潤い、変わりました。
本物を持つ方にお会いすると 私の芯の部分が痺れます。
丸山氏に会いたくて 次回戻った際には 足を運ばずにはいられない こちら 祇園丸山です。

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店名:祇園丸山
所在地:京都府京都市東山区祇園町南側570-171
電話: 075-525-0009
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天満橋 イタリアン ランチ ディナー Mare(マーレ)